ひし形の面積の公式
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ひし形の面積 \(=\) 対角線 \(\times\) 対角線 \(\div\) 2
それでは「ひし形の面積の公式」を使った「練習問題」を解いてみましょう。「公式の考察」についても合わせてみていきます。
練習問題①
対角線が 8(cm)、4(cm)のひし形の面積を求めてください。
ひし形の面積を求める公式は
\[ ひし形の面積 = 対角線 \times 対角線 \div 2 \]なので、
\[ \begin{aligned} ひし形の面積 \: &= 8 \times 4 \div 2\\ &= 32 \div 2\\ &= 16 \:(cm^2) \end{aligned} \]になります。
次は小数点を含むひし形の面積を計算します。
練習問題②
対角線が 3.6(cm)、8.2(cm)のひし形の面積を求めてみましょう。
ひし形の面積を求める公式は
\[ ひし形の面積 = 対角線 \times 対角線 \div 2 \]なので、
\[ \begin{aligned} ひし形の面積 \: &= 3.6 \times 8.2 \div 2 \\ &= 29.52 \div 2 \\ &= 14.76 \:(cm^2) \end{aligned} \]になります。
公式の考察
なぜ? ひし形の面積の面積を求める公式が「\( 対角線 \times 対角線 \div 2 \)」となるのかを考えてみましょう。
同じ形の三角形DAC(青色)を図のようにひし形にくっつけます。
三角形(赤色)と三角形(青色)は同じ形なので、
\[ 「三角形(赤色)」の面積 = 「三角形(青色)」の面積 \]ですね。
同じように残り3つの角に青色の三角形をくっつけると……。
「ひし形」と「4つの三角形(青色)」を足し合わせた図形は長方形なので、
\[ \begin{aligned} 長方形の面積 \: &= 「ひし形」と「4つの三角形(青色)」の面積 \\ &= たて(対角線) \times よこ(対角線) \end{aligned} \]になります。
前述したように
\[ 「三角形(赤色)」の面積 = 「三角形(青色)」の面積 \]なので、
\[ ひし形の面積 = 「4つの三角形(青色)」の面積 \]ですね。
よって、ひし形の面積は
\[ ひし形の面積 = 対角線 \times 対角線 \div 2 \]となります。