テキストを入力通りにそのまま出力(verb、verbatim)

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ここでは \(\LaTeX\) のテキストを入力通りにそのまま出力するコマンドを紹介します。

入力通りに出力(verb、verbatim)

入力通りにそのまま出力するコマンドは次の4通りです。

コマンド
\verb|テキスト|1行のテキストをそのまま出力します。
そのまま出力したいテキストをパイプ「|」で挟んでいます。テキスト内にパイプ「|」がある場合は他の記号(例えば「+」など)を使うことができます。
\verb*|テキスト|1行のテキストをそのまま出力します。
verbの後ろにアスタリスク「*」を付けると空白も出力します。
\begin{verbatim}
〜
\end{verbatim}
複数行のテキストをそのまま出力します。
\begin{verbatim*}
〜
\end{verbatim*}
複数行のテキストをそのまま出力します。
空白も出力します。

これらのコマンドは記号の含まれるプログラムのソースコードなどを出力する場合に使います。

使用例

それではコマンドの使い方をみてみましょう。

\(\LaTeX\) のサンプル

\documentclass[a5j]{jarticle}
\begin{document}

こんな記号もそのまま出力 → \verb| ! " $ % $ & |

アスタリスク「*」を付けると → \verb*| ! " $ % $ & |

\begin{verbatim}
複数行のテキストをそのまま出力
この環境内で改行すると
このように反映されます。
記号も → \verb*| ! " $ % $ & |
\end{verbatim}

\begin{verbatim*}
複数行のテキストをそのまま出力(空白も表示)
#include 
 
int main(void)
{
 
  printf("Hello, World!\n");
 
  return 0;
}
\end{verbatim*}

\end{document}

出力

verb-verbatim-01

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