絶対値 - abs
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ここでは\(\LaTeX\)で、絶対値を出力する方法を紹介します。
絶対値
絶対値の表示にはパイプ「|」がそのまま使えます。
コマンド | 出力 | |
---|---|---|
|x| | \(|x|\) | 絶対値 |
\left| \frac{x}{y} \right| | \(\left| \frac{x}{y} \right|\) | 分数の絶対値には \left \right と併用 「|」の長さを自動的に調節してくれます。 |
あるいは、mathtoolsを使うとabsコマンドを使うことができます。
具体的にはプリアンブルに次のような記述を行います。
\usepackage{mathtools} \DeclarePairedDelimiter{\abs}{\lvert}{\rvert}
コマンド | 出力 | |
---|---|---|
\abs(x) | \(|x|\) | 絶対値 |
\abs[\Big]{\frac{x}{y}} | \(\left| \frac{x}{y} \right|\) | オプションで「|」のサイズを指定することもできます。 サイズの指定方法は「括弧の大きさを指定」をご覧ください。 |
使用例
それでは「絶対値」の使用例をみてみましょう。
\(\LaTeX\) のサンプル
\documentclass[a5j]{jsarticle} % プリアンブル \usepackage{mathtools} \DeclarePairedDelimiter{\abs}{\lvert}{\rvert} % 本文 \begin{document} $$ ||x - a| + b| $$ $$ \abs{ \abs{x - a} + b } $$ $$ \left| \sum_{i,j} x_{ij} \right| $$ $$ \abs[\Bigg]{ \sum_{i,j} x_{ij} } $$ \end{document}